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しおかぜ公園 「知床旅情」の聞こえる丘

約 1 分
しおかぜ公園 「知床旅情」の聞こえる丘

しおかぜ公園は、道道87号線沿の羅臼漁港のすぐ上の高台にある公園です。高台からは羅臼漁港が一望でき、広がる太平洋の遠くに根室海峡や国後島を望むこともでき、まさに「潮風」を頬で感じることができます。その眺望は、羅臼八景のひとつに数えられています。羅臼町は戸川幸夫の小説「オホ-ツク老人」を映画化した「地の涯に生きるもの」のロケ地として有名です。映画の主人公を務めた昭和の大俳優森繁久彌が長期滞在して、地元の人たちとの交流を深めました。映画は1960年に公開されましたが、ロケ地としての思い出を残すべく、1978(昭和53)年に「オホーツク老人」像がしおかぜ公園に建立されました。その隣には森繁久彌さんが、ロケに協力してくれた羅臼町民に感謝をこめて送った歌である「知床旅情」の歌詞が彫られた石像も設置されています。この歌詞は、森繁さん自身の筆で彫られています。しおかぜ公園に立ち、知床旅情の哀切を帯びたメロディーを思い出すと、胸に迫るものがあります。

しおかぜ公園の基本データ

・住所: 北海道目梨郡羅臼町共栄町
・入園料: 無料
・営業時間: 自由開放
・定休日: なし
・交通アクセス: 【電車・バスをご利用の場合】JR釧路駅から車で約3時間
【マイカーをご利用の場合】根室中標津空港から約90分
・駐車場の有無: あり / 10台(無料)
・問い合わせ先: 羅臼町役場環境管理課(電話:0153-87-2126)

しおかぜ公園と「知床旅情」

「知床の岬に はまなすの咲く頃・・・」、音楽の教科書にも載っている「知床旅情」の歌は、羅臼の町で生まれました。小説「オホーツク老人」を読んだ森繁久彌は作品に魅せられ、これは自分のために書かれた小説だと思い、映画化へと動きます。このとき、長期ロケ地として選ばれたのが、羅臼町です。知床としては初めての映画ロケということもあり、村長以下、村人は総出で映画に全面協力をしました。村人もエキストラとして多数参加し、主役の森繁久弥をはじめ、映画制作スタッフと村人の交流は何度も交わされました。その長期ロケが終わりに近づいた頃、酒席の宴で森繁が、ギターを手に、惜別の思いを込めて即興で歌い上げたのが、名曲「知床旅情」です。原題は「サラバ羅臼」でした。いざ別れのときが訪れると、見送りの村人たちと森繁の間で「知床旅情」の大合唱が起こり、涙したと伝えられています。知床旅情はその後、加藤登紀子や石原裕次郎、美空ひばりなど多くの名歌手たちに歌い継がれ、日本人であれば誰もが知る名曲となりました。
知床旅情の三番の歌詞には、「別れのときは来た ラウスの村にも」とありますが、現在では「ラウス」を「しれとこ」と置き換えて歌うことも増えているようです。これには知床観光の経済事情が影響しているようですが、なにやら悲しい話です。作詞をした森繁さんの思いは、あくまで「ラウスの村」であったはずです。

しおかぜ公園でウォーキングをする魅力

しおかぜ公園をウォーキングするには、知床の海岸線をたどってみてはどうでしょうか。残念ながら特にウォーキングロードは設けられていないため、車道でのウォーキングとなります。羅臼漁港を見ながら、海風にあたれば、知床特有の情緒にひたれます。羅臼のウォーキングでぜひチェックしておきたいのは、例年4月に催されるイベント「知床雪壁ウォーク」です。羅臼とウトロを結ぶ知床横断道路(国道334号)は、例年11月上旬から4月下旬まで冬期全面通行止めとなります。「知床雪壁ウォーク」は、冬期閉鎖中の知床横断道路を開通前に、特別に一日のみ開放してもらい、ウォーキングを楽しめるイベントです。見上げるほどに高い雪の壁の間をウォーキングする貴重な体験は、1年のなかでたった1日だけのチャンスです。子供や初心者向けのウトロコース(6㎞)と、足に自信のある方向けの羅臼コース(10㎞)の2コースがあります。羅臼岳や根室海峡・国後島など雄大なパノラマを眺めながら、5mを超える高さの雪の壁が続く幻想的な世界を、ぜひ踏みしめてみてください。

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