馬用ウォーキングマシンとは? 

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馬用ウォーキングマシンとは? 

競走馬や乗馬競技用の馬などの運動不足解消に使われるもので、馬がぐるぐると一定方向へ決められた速度で歩くように作られた施設がウォーキングマシンと呼ばれ、我々がスポーツジムなどで使う、ベルトが動く運動器具は、馬用トレッドミルと呼ばれます。

馬用ウォーキングマシン

馬用ウォーキングマシンの造りは、多くは円形の施設となっており、円形の中心部の地面に回転柱が立ち、柱から放射線状に等間隔で地面から平行に棒が出ている。ちょうど馬のお尻あたりの高さにある、回転棒と回転棒の間に馬が入り、棒でお尻を押されながら歩いたり走ったりします。ビルの回転ドアを巨大化した感じがイメージし易いですね。馬用ウォーキングマシンメーカーにより、馬を誘導するものが、回転棒であったり、回転フェンスであったりします。

ウォーミングアップ

ウォーキングマシンで約20分間の常歩、そして騎乗しての速歩を角馬場で行い、その後、ウォーキングマシンを用いて、ヴァイタルウォークを行うことで、体温を上げ、柔軟性を高め、心肺機能の準備をします。角馬場では、速歩を実施することで馬の緊張を緩和し、両手前の運動を実施することで、左右均等な筋肉の発育を促します。※手前(てまえ)馬が走る時にどちらの足を前に出しているかを指す。右足が左足より前に出る走り方を「右手前」と言います。

ウォーキングマシンの活用

ウォーキングマシンはウォーミングアップだけでなく、クーリングダウン、リハビリテーションなどさまざまな利用方法があります。人的労働力を節約でき、スピードと時間の調整により、規定運動を負荷できることがメリットです。一方、単調な運動になるため馬が飽きやすい、馬を強制的に動かす機械であるためアクシデントにより怪我をするといったデメリットがあります。アクシデントによる怪我を防ぐため、ウォーキングマシンの利用にも馴致(慣れさせること)が必要です。マシン内の環境に慣らすために、数日間は引き馬でマシン内を歩き、初めて馬を単独で歩かせる際には、引き馬で1周回ってから放します。マシン内で立ち止まってしまうような馬は経験馬と一緒に実施することも有効です。慣れないうちはアクシデントが起こることが多いため、必ず監視下で実施します。これらの馴致を行っても過度に敏感な馬についてはさらに時間をかけて慣らします。運動時間は利用の目的により異なりますが、ウォーミングアップ、クーリングダウンでは15~30分程度が目安です。また、1~2歳馬であれば速度は時速5.5km~6.5km程度であり、日により手前を変えて実施します。(日高育成牧場実施方法)引用:馬事通信 2014.11.1号 掲載

馬用トレッドミルの活用

馬用トレッドミルは、上気道の疾患やパフォーマンステストには用いられているもののトレーニングの道具としては一般的ではありません。しかし、トレッドミルによるトレーニングは、運動強度の規定が容易かつ客観的であることから、研究においては一般的に行われている方法です。メリットとしては騎乗者が乗らないこと、走路面が安定していることなどから脚元への負担が軽いと考えられ、比較的安全に高強度の運動負荷をかけることが可能です。トレッドミルを用いた高強度運動負荷により育成期の若馬のパフォーマンスは向上することが明らかとなりました。このことは、競走馬、特に育成段階では調教強度を決定するものがパフォーマンスではなく、脚元などの不安であることを示すものでした。おそらく騎乗調教だけでここまで強い調教をすれば馬は故障した可能性が高かったのではないかと考えています。トレッドミルのような脚元への負担が軽いものだから最後まで実験ができたのでしょう。かといって、トレッドミルのトレーニングだけで強い馬が作れるのかというと、答えはNOであるとわれわれは考えています。競馬が、人を乗せて走るスポーツであるかぎり、全く人を乗せずにトレーニングした馬が勝つことは非常に難しいと考えられます。引用:日本中央競馬会競走馬総合研究所(JRA総研)「育成期のパフォーマンス向上の可能性を探る」掲載日2009.4.1

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